着物買取の査定価格を下げる原因の一つがニオイです。
ニオイがなくなるだけでも査定価格がアップしますが、わざわざクリーニングに出したくないと思う人もいるでしょう。
そこでこの記事では、自宅でニオイ落としをして着物買取の査定価格をアップさせる方法を解説します。

ニオイ落としで着物買取査定価格アップ～カビを原因とする場合～

着物買取の査定価格を下げるニオイですが、その原因の一つとなっているのがカビです。
このため、カビを着物に付着しているカビを落とせばニオイも落とせます。

カビを落とす場合は日陰の屋外か、換気をよくした室内で行います。
日光に当たると着物が傷むので絶対に日光にあてないようにしてください。

場所の準備が整ったら着物表面に布を軽く当ててカビを払い落とし、後術する方法で影干しをしてニオイを落とします。
カビを払い落とすときは絶対に強く擦り落とさないようにしましょう。
カビがより深くこびりついてしまう可能性があります。

また、カビが白から茶色や黒色に変色している場合はクリーニングでなければ落ちない可能性が高いので自宅で無理に落とすのは諦めましょう。

ニオイ落としで着物買取査定価格アップ～防虫剤を原因とする場合～

着物買取の査定価格を下げるニオイの原因には防虫剤を原因とする場合があります。
このニオイを落とすには先ほども触れた「陰干し」が効果的です。

陰干しは「虫干し」とも呼ばれている方法で、日陰や屋内でハンガーに吊り下げて2～3時間程度風を当てる干し方です。
陰干しをしてもニオイがとれない場合は扇風機やドライヤーの冷風を当てると効果的です。
なお、ドライヤーは絶対に温風はあてないでください。
温風をあてると着物が傷んでしまうから注意しましょう。

着物買取査定価格アップのためのニオイ落としの間違った絶対にNGな方法について!!

着物買取の査定金額をアップしたいからとニオイ落としを自分で行おうとする人もいるでしょう。
しかし、陰干しという正しい方法を使わずに普通の衣服に対する間違った方法で行おうとする場合もあります。
そこでこの記事では、着物買取のために絶対に行ってはいけない間違ったニオイ落としについて解説します。

間違ったニオイ落としの方法は着物買取価格ダウン～消臭スプレーやアルコールを使う方法はNG～

間違ったニオイ落としの典型的な方法は消臭スプレーやアルコールを使う方法です。

ニオイを落としたいからと安直に消臭スプレーを使うのはNGです。
着物はデリケートな生地なので消臭スプレーをかけるとカビが繁殖してよりニオイが強くなる可能性があります。
また、消臭スプレーの成分によって生地が変色して着物買取価格がダウンすることもあるから注意しましょう。

アルコールもNGです。
着物のニオイの原因の一因であるからとアルコールを使った場合、生地が変色したり色落ちしてしまう可能性があるので絶対に使ってはいけません。

香水や匂袋でニオイを誤魔化す方法もNG

ニオイを落とすのではなく、ニオイをなんとか誤魔化して着物買取の査定価格をアップしようと考える人もいるでしょう。
そのような人は香水や匂袋の使用を思い付くでしょうが、香水や匂袋でニオイを誤魔化そうとするのもNGです。

香水を着物に使ってしまった場合、デリケートな着物の生地が変色してしまう可能性があります。
絹など生地が高価なものになるほどデリケートなので注意しましょう。

匂袋もNGです。
匂袋を使ってしまった場合、元々のニオイと混じりあって更なる悪臭となり、着物買取の査定買取をより下げる原因になってしまうので絶対に使わないようにしてください。